Dreamweaver 用 AIR 拡張機能の使用



Dreamweaver® 用 Adobe® AIR® 拡張機能を使用すると、Web ベースのアプリケーションをデスクトップアプリケーションに変換できます。これによってユーザは自分のデスクトップでアプリケーションを実行できるようになり、インターネット接続が不要になる場合もあります。

拡張機能は、Dreamweaver CS3 および Dreamweaver CS4 で使用できます。Dreamweaver 8 とは互換性がありません。

拡張機能のインストールについて詳しくは、Dreamweaver 用 AIR 拡張機能のインストールを参照してください。

注意: Adobe AIR では、Adobe InContext Editing はサポートされません。Dreamweaver 用 AIR 拡張機能を使用して、InContext Editing 領域のあるアプリケーションに書き出した場合、InContext Editing 機能は使用できません。

Dreamweaver での AIR アプリケーションの作成

HTML ベースの AIR アプリケーションを Dreamweaver で作成するには、AIR アプリケーションとしてパッケージ化する既存のサイトを選択します。

  1. アプリケーションにパッケージ化する Web ページが、定義済みの Dreamweaver サイトに含まれていることを確認します。

  2. Dreamweaver で、パッケージ化する一連のページのホームページを開きます。

  3. サイト/Air アプリケーション設定を選択します。

  4. AIR - アプリケーションとインストーラの設定ダイアログボックスに必要事項を入力し、「AIR ファイルを作成」をクリックします。

    詳しくは、以下に示すダイアログボックスオプションを参照してください。

    Adobe AIR ファイルを最初に作成した時点で、Dreamweaver によってサイトのルートフォルダに application.xml ファイルが作成されます。このファイルはマニフェストとして機能し、アプリケーションの様々なプロパティを定義します。

    AIR - アプリケーションとインストーラの設定ダイアログボックスのオプションの詳細を以下に示します。

    ファイル名
    アプリケーション実行可能ファイルに使用する名前です。デフォルトでは、拡張機能により、Dreamweaver サイトの名前がファイル名に使用されます。この名前は必要に応じて変更できます。ただし、ファイルまたはフォルダ名として有効な文字のみで構成される名前にする必要があります(つまり、使用できるのは ASCII 文字のみであり、末尾にピリオドを付けることはできません)。この設定は必須です。

    名前
    ユーザがアプリケーションをインストールするときにインストール画面に表示される名前です。ここでも、デフォルトで Dreamweaver サイトの名前が指定されます。この設定には文字の制約はありません。また、この設定は必須ではありません。

    ID
    アプリケーションを一意の ID で識別します。デフォルトの ID は必要に応じて変更できます。ID にはスペースや特殊文字を使用しないでください。有効な文字は、0 ~ 9、a ~ z、A ~ Z、.(ドット)および -(ダッシュ)だけです。この設定は必須です。

    バージョン
    アプリケーションのバージョン番号を指定します。この設定は必須です。

    Initial Content
    アプリケーションのスタートページを指定します。「Browse」ボタンをクリックしてスタートページに移動し、そのページを選択します。サイトのルートフォルダ内にあるファイルを選択する必要があります。この設定は必須です。

    説明
    ユーザがアプリケーションをインストールするときに表示されるアプリケーションの説明を指定できます。

    著作権情報
    Macintosh にインストールされている Adobe AIR アプリケーションのバージョン情報に表示される著作権情報を指定できます。この情報は、Windows にインストールされるアプリケーションでは使用されません。

    ウィンドウスタイル
    ユーザがコンピュータでアプリケーションを実行するときに使用するウィンドウスタイル(クロム)を指定します。システムクロムは、アプリケーションをオペレーティングシステムの標準ウィンドウコントロールで囲みます。カスタムクロム(不透明)では、標準のシステムクロムが排除され、アプリケーション用に独自のクロムを作成できます(カスタムクロムはパッケージ化された HTML ページで直接ビルドします)。カスタムクロム(透明)はカスタムクロム(不透明)と似ていますが、ページの端に透明機能が追加されるため、アプリケーションウィンドウの形状は矩形に限られません。

    ウィンドウサイズ
    アプリケーションウィンドウを開いたときのサイズを指定します。

    アイコン
    アプリケーションアイコンのカスタムイメージを選択できます(デフォルトのイメージは、拡張機能に付属している Adobe AIR のイメージです)。カスタムイメージを使用するには、「アイコン画像を選択」ボタンをクリックします。次に、表示されたアイコン画像ダイアログボックスで、各アイコンサイズのフォルダをクリックし、使用するイメージファイルを選択します。AIR でアプリケーションアイコンイメージに使用できるのは PNG ファイルのみです。
    注意: アプリケーションサイトにあるカスタムイメージを選択し、サイトのルートを基準とした相対的なパスで指定する必要があります。

    関連ファイルの形式
    ファイルの種類をアプリケーションに関連付けることができます。詳しくは、この後の節を参照してください。

    Application Updates
    Adobe AIR アプリケーションの新バージョンへのアップデートを Adobe AIR アプリケーションインストーラで実行するか、アプリケーション自体で実行するかを決定します。デフォルトではチェックボックスがオンになっているので、Adobe AIR アプリケーションインストーラでアップデートが実行されます。アプリケーション自体でアップデートを実行する場合は、チェックボックスをオフにします。チェックボックスをオフにする場合は、アップデートを実行できるアプリケーションを作成する必要があることに注意してください。

    含まれるファイル
    アプリケーションに含めるファイルやフォルダを指定します。HTML ファイルと CSS ファイル、イメージファイル、および JavaScript ライブラリファイルを追加できます。ファイルを追加する場合はプラス(+)ボタンをクリックし、フォルダを追加する場合はフォルダアイコンをクリックします。_mmServerScripts、_notes などの特定のファイルは含めることができません。ファイルやフォルダを一覧から削除するには、該当するファイルまたはフォルダを選択してマイナス(-)ボタンをクリックします。

    電子署名
    電子署名を使用してアプリケーションに署名する場合は「設定」をクリックします。この設定は必須です。詳しくは、この後の節を参照してください。

    プログラムメニューフォルダ
    アプリケーションのショートカットを作成する Windows スタートメニュー内のサブディレクトリを指定します(Macintosh には該当しません)。

    保存先
    新しいアプリケーションインストーラ(.air ファイル)の保存先を指定します。デフォルトの場所はサイトのルートです。別の場所を選択するには、「参照」ボタンをクリックします。デフォルトのファイル名は、サイト名に .air 拡張子を付けた名前です。この設定は必須です。

    いくつかの基本オプションを設定したダイアログボックスの例を以下に示します。

電子証明書を使用したアプリケーションへの署名

電子署名は、ソフトウェアの作成者がアプリケーションを作成してからコードが変更されたり壊れたりしていないことを保証するものです。電子署名はすべての Adobe AIR アプリケーションに必須であり、電子署名のないアプリケーションはインストールできません。購入した電子証明書を使用してアプリケーションに署名するか、独自の証明書を作成するか、または Adobe AIRI ファイル(Adobe AIR 中間ファイル)を用意しておいて後から署名することができます。

  1. AIR - アプリケーションとインストーラの設定ダイアログボックスで、「電子署名」オプションの横にある「設定」ボタンをクリックします。

  2. 電子署名ダイアログボックスで、次のいずれかの操作を行います。

    • 事前に購入した電子証明書を使用してアプリケーションに署名するには、「参照」ボタンをクリックして証明書を選択し、対応するパスワードを入力して「OK」をクリックします。

    • 独自の自己署名入り電子証明書を作成するには、「作成」ボタンをクリックして、ダイアログボックスに必要事項を入力します。証明書の「種類」オプションは、セキュリティのレベルを表します。「1024-RSA」は安全性の低い 1024 ビットキーを使用し、「2048-RSA」は安全性の高い 2048 ビットキーを使用します。完了したら、「OK」をクリックします。電子署名ダイアログボックスに対応するパスワードを入力し、「OK」をクリックします。

    • 「後で署名する AIR Intermediate(AIRI)ファイルを準備」を選択し、「OK」をクリックします。このオプションを使用すると、電子署名なしで AIR 中間(AIRI)アプリケーションを作成できます。ただし、電子署名を追加するまで、ユーザはアプリケーションをインストールできません。

タイムスタンプ機能について

電子署名を使用して Adobe AIR アプリケーションに署名するときは、パッケージングツールで、タイムスタンプ局のサーバを照会して、単独で検証可能な署名の日時を取得します。取得したタイムスタンプは AIR ファイルに埋め込まれます。署名した証明書が署名時に有効である限り、AIR ファイルは証明書の期限が切れた後もインストールできます。一方、タイムスタンプを取得していない場合は、証明書の期限が切れたり証明書が取り消されたりすると、AIR ファイルはインストールできなくなります。

デフォルトでは、Dreamweaver 用 Adobe AIR 拡張機能は Adobe AIR アプリケーションの作成時にタイムスタンプを取得します。ただし、電子署名ダイアログボックスの「タイムスタンプ」オプションの選択を解除することによって、タイムスタンプ機能をオフにすることができます(この操作は、タイムスタンプサービスが使用できない場合などに必要になります)。公開配布されているすべての AIR ファイルにはタイムスタンプを含めることをお勧めします。

AIR パッケージングツールで使用されるデフォルトのタイムスタンプ局は、Geotrust です。タイムスタンプおよび電子証明書について詳しくは、以下を参照してください。

関連付けられている AIR ファイルの種類の編集

Adobe AIR アプリケーションには様々な種類のファイルを関連付けることができます。例えば、.avf 拡張子が付いている種類のファイルをユーザがダブルクリックしたときに、そのファイルが Adobe AIR で開くようにするには、関連付けられているファイルの種類の一覧に .avf 拡張子を追加します。

  1. AIR - アプリケーションとインストーラの設定ダイアログボックスで、「関連ファイルの形式」オプションの横にある「Edit list」ボタンをクリックします。

  2. 関連ファイルの形式ダイアログボックスで、次のいずれかの操作を行います。

    • ファイルの種類を削除する場合は、そのファイルの種類を選択してマイナス(-)ボタンをクリックします。

    • ファイルの種類を追加する場合はプラス(+)ボタンをクリックします。

      プラスボタンをクリックしてファイルの種類を追加すると、ファイル形式の設定ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスに必要事項を入力し、「OK」をクリックして閉じます。

      オプションの一覧を以下に示します。

      名前
      関連ファイルの形式の一覧に表示されるファイルの種類の名前を指定します。このオプションは必須です。使用できるのは ASCII 英数字(a ~ z、A ~ Z、0 ~ 9)とドット(adobe.VideoFile など)だけです。名前の先頭は文字にする必要があります。文字数の上限は 38 文字です。

      拡張子
      ファイルの種類の拡張子を指定します。拡張子の前にドットを付けないでください。このオプションは必須です。指定できるのは ASCII 英数字(a ~ z、A ~ Z、0 ~ 9)だけです。文字数の上限は 38 文字です。

      説明
      必要に応じてファイルの種類の説明を指定できます。

      コンテンツの種類
      ファイルの MIME タイプまたはメディアタイプを指定します(text/html、image/gif など)。

      アイコンファイルの場所
      関連付けられているファイルの種類のカスタムイメージを選択できます(デフォルトのイメージは、拡張機能に付属している Adobe AIR のイメージです)。

AIR アプリケーション設定の編集

Adobe AIR アプリケーションの設定はいつでも編集できます。

 サイト/AIR アプリケーション設定を選択し、変更を加えます。

AIR アプリケーションの Web ページのプレビュー

Adobe AIR アプリケーションに表示されるとおりに Dreamweaver で HTML ページをプレビューできます。プレビュー機能は、アプリケーション全体を作成しなくてもアプリケーションで Web ページがどのように表示されるかを確認できるので便利です。

 ドキュメントツールバーの「Preview/Debug in Browser」ボタンをクリックし、「Preview In AIR」を選択します。

Ctrl + Shift + F12 キー(Windows)または Cmd + Shift + F12 キー(Macintosh)を押すこともできます。

AIR コードヒントとコードカラーリングの使用

Dreamweaver 用 Adobe AIR 拡張機能には、Dreamweaver のコードビューに Adobe AIR 言語エレメントのコードヒントとコードカラーリングを追加する機能もあります。

  • HTML ファイルまたは JavaScript ファイルをコードビューで開き、Adobe AIR コードを入力します。

    注意: コードヒントのメカニズムは、<script> タグ内または .js ファイルでのみ機能します。

    Adobe AIR 言語エレメントについて詳しくは、このガイドの開発者向けドキュメントを参照してください。

Adobe AIR ドキュメントへのアクセス

Adobe AIR 拡張機能は、『HTML および Ajax での AIR アプリケーションの開発』にアクセスできるヘルプメニューアイテムを Dreamweaver に追加します。

 ヘルプ/Adobe AIR ヘルプを選択します。