Adobe AIR の概要

Adobe® AIR™ はクロスオペレーティングシステムランタイムで、これを使用すると、既に持っている Web 開発スキル(Adobe® Flash® CS3 Professional、Adobe® Flex™、HTML、JavaScript®、Ajax)を利用して、リッチインターネットアプリケーション(RIA)をデスクトップに構築および展開できます。

AIR を使用すると、使い慣れた環境で作業でき、自分にとって最も作業しやすいツールや方法を利用できます。さらに、Flash、Flex、HTML、JavaScript および Ajax がサポートされており、ニーズを満たす最良の体験が提供されます。

例えば、次のようなテクノロジを使用してアプリケーションを開発できます。これらのテクノロジを組み合わせて開発することもできます。

  • Flash / Flex / ActionScript

  • HTML / JavaScript / CSS / Ajax

  • PDF(どのアプリケーションでも利用可能)

結果として、次のような AIR アプリケーションを開発できます。

  • Flash または Flex ベースのアプリケーション(ルートのコンテンツは Flash / Flex(SWF))

  • HTML または PDF を含む Flash または Flex ベースのアプリケーション(ルートのコンテンツは Flash / Flex(SWF)で、HTML(HTML、JS、CSS)または PDF のコンテンツを含む)

  • HTML ベースのアプリケーション(ルートのコンテンツは HTML、JS、CSS)

  • Flash / Flex または PDF を含む HTML ベースのアプリケーション(ルートのコンテンツは HTML で、Flash / Flex(SWF)または PDF のコンテンツを含む)

AIR アプリケーションはネイティブのデスクトップアプリケーションと同じように操作できます。ランタイムをユーザのコンピュータに一度インストールしておくと、AIR アプリケーションが他のデスクトップアプリケーションと同じようにインストールされ、実行されます。

ランタイムにより、アプリケーションを展開するための一貫性のあるクロスオペレーティングシステム対応のプラットフォームおよびフレームワークが提供されます。これにより、デスクトップ間の機能および操作の一貫性が確保され、クロスブラウザテストが不要になります。開発のターゲットを特定のオペレーティングシステムではなくランタイムにすることで、次のようなメリットがあります。

  • AIR 用に開発されたアプリケーションは、追加の作業なしで、複数のオペレーティングシステム間で実行されます。ランタイムにより、AIR でサポートされているすべてのオペレーティングシステム間で、一貫性のある想定したとおりのプレゼンテーションと操作が実現します。

  • 既存の Web テクノロジやデザインパターンを利用して Web ベースのアプリケーションをデスクトップに拡張できるため、従来のデスクトップ開発テクノロジや複雑なネイティブコードを習得する必要もなく、アプリケーションの構築にかかる時間を短縮することができます。

  • アプリケーションの開発は、C や C++ などの下位の言語を使用するよりも簡単です。各オペレーティングシステム固有の複雑な下位 API を管理する必要もありません。

AIR 用のアプリケーションの開発では、豊富なフレームワークと API のセットを利用できます。

  • ランタイムで提供される AIR 固有の API と AIR フレームワーク

  • SWF ファイルで使用される ActionScript API と Flex フレームワーク(およびその他の ActionScript ベースのライブラリとフレームワーク)

  • HTML、CSS、JavaScript

  • 大部分の Ajax フレームワーク

AIR はアプリケーションの作成、展開、使用の方法に変革をもたらします。柔軟なコントロールが可能になり、従来のデスクトップ開発テクノロジを習得することなく、Flash、Flex、HTML および Ajax ベースのアプリケーションをデスクトップで利用できます。